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Jリーグクラブは今が本田圭佑を獲得するチャンス、しかしこのままだとアメリカへ行きそうという話

本田圭佑ポルトガルポルティモネンセに加入できないことが発表されました。次はどのクラブへ行くのか注目が集まります。

すぐチームを決めたいかつヨーロッパに行きたいならば選択肢は限られると言う話

移籍市場がオープンしているヨーロッパ各国は以下の通りです。

ヨーロッパ各国のリーグを見渡せば、現状ではスイスとクロアチアが15日、ロシアが28日、ウクライナが3月2日、スウェーデンが同31日にそれぞれ移籍期限の最終日を迎える。もっとも移籍市場がオープンしている状態と言っても、イコール、オファーが届くとは限らない*1

しかしロシア以外、本田圭佑が納得するようなレベルのリーグはないように感じます。
物差しがJリーグになるけど、スイス人でヴィッセル神戸の監督だったフィンクやクロアチア人でサンフレッチェ広島の選手だったミキッチは、スイスとクロアチアのリーグについて以下のようなコメントを残しています。

観衆はそこまで熱狂的ではなく、ファンはどちらかと言えばイベント的な感覚でスタジアムを訪れている。2-2で引き分けて4ゴールが決まった試合でも人々は満足している様子で家に帰る。だが、スピードや技術、戦術においてリーグのレベルはとても高い。(スイス1部の)スーパーリーグよりも高いと言える*2

クロアチアリーグと比べたら、Jリーグのレベルの方がはるかに高い。唯一ディナモ・ザグレブだけはヨーロッパで戦う力があるが、他のチームは運営面や給料の支払いで問題だらけだ。それに対して鹿島は日本のビッグクラブで、ものすごく運営がしっかりしている。鹿島からハイデュク・スプリトを選ぶ理由なんてないはずだ*3

お金の面からもリーグを比較してみます。年俸ランキングだと、ロシアはUS$877,071、スイスはUS$324,020、日本がUS$315,043、ウクライナがUS$222,682、スウェーデンがUS$114,675、クロアチアがUS$105,240でした*4

すぐチームを決めたいなかつヨーロッパに行きたいならば、選択肢はそんなに多くないです。ヨーロッパに移籍するとして、本田圭佑が納得できる行き先はロシアだけのように思えます。他の国は以上のデータと言質から、待遇面とサッカーのレベルにおいて若干落ちる印象です。
しかしロシアもカオスなのは間違いありません*5CSKAモスクワ、ゼニトといったチームは強いです。CLでレベルの高いチームと戦うこともできます。でもロシアは広く、厳しいコンディションの中戦わなくてはならないし、上位と下位の差も大きいです。もちろん本人が一番わかっていると思うけど、ロシアでプレーするのは相応の覚悟が必要と思われます。

Jリーグはいい選択肢ではないかという話

サッカー面で見れば、Jリーグはいい選択です。Jリーグでずば抜けた結果を残していない選手も、オランダ、ベルギー、ポルトガルといった国でそれなりに活躍できているので、それらの国と同等の実力はあると考えられます。上位と下位の差が少ないのも魅力的です。
Jリーグ、ここ2、3年でレベルが上がったように思います。最近Jリーグへやってきたロティーナ、リカルドロドリゲス、フィッカデンティというヨーロッパの流れを組んだ監督の能力は高いです。これらの監督の存在がJリーグのレベルの向上へ貢献しています。
日本人の文脈で構成されたチームも強いです。川崎フロンターレFC東京G大阪といったチームは日本の積み上げた文脈でうまくチームを作っている。特に川崎と東京は大卒サッカーエリートの活用が上手で、ガンバはユース出身の活用が上手です。あと今年の川崎フロンターレは、リーグのレベルを一段引き上げたと思う。質が違った。
あと単純に本田圭佑を日本で見たいし、日本で経験を還元してくれたらありがたいですね。

アメリカには今からでもいける

上の記事では言及されていないけど、アメリカは2/18~5/12が移籍期限だから今からでも加入することができます*6。サッカー面でも満足できるだろうし、サッカー街の文化面でも刺激的な経験を積むことができるでしょう。一石二鳥かもしれません。

結論

アメリカは魅力的な街であるし、リーグは有名選手の移籍も多く活気があるから、現時点ではアメリカが有力な行き先であるように思えます。でもJリーグのクラブも獲得に向けて動き出してほしいですね、絶好のチャンスなので。

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PhilavertによるPixabayからの画像

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