サウサンプトン対ウルブスの感想と南野拓実について
サウサンプトン
前半ストーミング*1を体現したサッカーをしていた、いいチームだなと。一方中盤含めた守備陣の対人勝率があまり高くなくて、それが足を引っ張り後半は崩れてしまった。でも6連敗しているので、個々が100%の実力を発揮しているかと言われたらそうではないのかもしれない。一方この試合でもゴールを決めたイングスは去年22ゴール決めているので、得点は取れます。ストーミングの戦術でどれくらい点が取れるかと、守備陣がどれくらい耐え切れるかが鍵なのかなと。
ウルブス
プレミアにしてはまったりしたチーム。前半はインテンシティの違いで劣勢だった。しかし後半は局面局面のデュエルに勝利して形勢をひっくり返し逆転、そのまま勝利を収めました。トラオレ、ネトと1対1の打開ができる選手が多い。ヒメネス、ジョタの2人が抜けてもこの強度を維持している。
改めてやはりそのような選手の存在は脅威だし大事だなと*2。そのような打開ができる選手がいないと、ブロックの外でボールを回し続けることになりかねないんですよね。この試合は個の打開ができるって強いとよくわかりました。
あとこのチームポルトガル人がとても多い。ポルトガル、ウルブズ勢に加えルベンディアス、カンセロ、ベルナルドシウバ、ブルーノフェルナンデス、そしてCR7とえげつなく人が揃っていることに気づいた。EURO優勝もあるんじゃないでしょうか?
南野拓実について
先発して60分すぎに交代。普通にプレミアで通用していた。リバプールにいたときはボールが集まってこないことは否めなかったけど、このチームではそれなりに回ってきていて信頼を感じた。守備における間合いの詰め方、強度の強さがプレミアの中でも目を引いた。ストーミングの概念を理解していると監督が述べていたけど本当にその通りで、よく馴染んでいる印象を受けた。*3
ただ個でゴリゴリに運ぶとか、1対1で打開するみたいなことは厳しそう。体の強さもプレミアだと軽め。ストーミングが機能しなくなった後、南野から個で打開できる選手に交代するのは妥当なように見えた。
それでも南野は点が取れるんですよ、あとボール保持の際に中盤から前線にボールをつなぐ役目とか、ラストパスで崩す役目はできるはず。守備で機能するのも大きな長所なので、このチームでは出場機会に恵まれる気がします。